第三十八話 毎晩でも(タイトル変更)
2014.11.18.Tue.06:12
愛莉は痙攣する自身を抱きしめて彼の下半身を見つめた。早く彼のものを打ち込んで欲しい。けれど碓氷は服を脱ぐそぶりがない。
「碓氷さん、はやく挿れて……」
しびれをきらしてそう言うと、碓氷はニイッと笑いながら「まだだ」とささやいて愛莉の下半身へと顔を近づけていった。このごろ彼はよく笑顔を見せてくれるようになったから、愛莉はそのほほえみだけで気持ちがいっぱいになってしまう。
「んぁ……ゃ、碓氷さん、そこ……きたないです。まだシャワー……浴びてないし」
「清められているよりもこのほうが興奮する。きみのかぐわしい匂いがよくわかるしな」
「な……っぁ、やん……!」
ザラザラとした舌先で殻を除かれる。なかの真珠はぷっくりと腫れ上がり、触れられるのを待ち望んでいる。それなのに碓氷はなかなか突起には舌を這わせない。
「っゃ、焦らしちゃ……はやく、碓氷さん」
「すっかりねだり上手になったな、愛莉」
「……えっ」
ごく自然に名前を呼ばれたから、あやうく聞き過ごしてしまうところだった。いままではきみ とか嶋谷くん としか呼ばれていなかったのに。
「あの、碓氷さん。いま、私の名前……っあ、んぅっ!」
ソファの座面に肘をついて上半身を起こしながら愛莉は碓氷のほうを見た。すると碓氷は視線を合わせずに急に花芽にかぶりつき、そのまま強く吸い立てた。
「ああっ、んふ……っ! ひぁっ、うんん……っ!」
名前を呼ばれただけなのにこんなにも嬉しいなんて。愛莉は先ほどの絶頂の余韻を残したまますぐにまた身を震わせた。
「ふは……っん、ん……」
碓氷は身体を起こして愛莉に覆いかぶさり、口づけてきた。すぐに濃密なキスになって、水音が奏でられはじめる。
「ん……っ⁉︎」
膣口に猛々しい一物を押しつけられたかと思うと、いっきに奥まで入り込んできて、愛莉は呼吸を荒くした。唇を塞がれているせいで大きく喘ぐことはできない。律動はふだんよりも性急で、ふたりともあっという間に絶頂してしまった。
「はあ……今日はいちだんと締まってたな……」
碓氷は身体の力を抜いて愛莉の上に倒れこんだ。重くて少し苦しかったけれど、彼と密着していたかったから何も言わなかった。ただ、首すじに顔をうずめられているからくすぐったい。
「あ……っ、そうだ。碓氷さん、家賃はおいくらですか」
「んん……? そうだな……ツケておくからあとでまとめて払え」
「ええっ、そんな」
あとからとんでもない額を請求されたら困る。愛莉は「教えてください」と言いながら彼の胸をトントントンとせわしなく叩いた。
「きみが毎晩、俺に抱かれてくれるなら減額してやってもいい」
顔を上げて目を細める碓氷。愛莉は何か言おうとして、けれど言葉が出てこなくて口をパクパクと動かしていた。
「……冗談だ。しかし毎晩でも抱きたいのは本当」
「んん………っ」
ふたたび彼のやわらかい唇に覆われる。愛莉は自分も同じ気持ちなのだと伝わるように、彼の頬を両手で包んで口づけに応えた。
第三十八話 終
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「碓氷さん、はやく挿れて……」
しびれをきらしてそう言うと、碓氷はニイッと笑いながら「まだだ」とささやいて愛莉の下半身へと顔を近づけていった。このごろ彼はよく笑顔を見せてくれるようになったから、愛莉はそのほほえみだけで気持ちがいっぱいになってしまう。
「んぁ……ゃ、碓氷さん、そこ……きたないです。まだシャワー……浴びてないし」
「清められているよりもこのほうが興奮する。きみのかぐわしい匂いがよくわかるしな」
「な……っぁ、やん……!」
ザラザラとした舌先で殻を除かれる。なかの真珠はぷっくりと腫れ上がり、触れられるのを待ち望んでいる。それなのに碓氷はなかなか突起には舌を這わせない。
「っゃ、焦らしちゃ……はやく、碓氷さん」
「すっかりねだり上手になったな、愛莉」
「……えっ」
ごく自然に名前を呼ばれたから、あやうく聞き過ごしてしまうところだった。いままではきみ とか嶋谷くん としか呼ばれていなかったのに。
「あの、碓氷さん。いま、私の名前……っあ、んぅっ!」
ソファの座面に肘をついて上半身を起こしながら愛莉は碓氷のほうを見た。すると碓氷は視線を合わせずに急に花芽にかぶりつき、そのまま強く吸い立てた。
「ああっ、んふ……っ! ひぁっ、うんん……っ!」
名前を呼ばれただけなのにこんなにも嬉しいなんて。愛莉は先ほどの絶頂の余韻を残したまますぐにまた身を震わせた。
「ふは……っん、ん……」
碓氷は身体を起こして愛莉に覆いかぶさり、口づけてきた。すぐに濃密なキスになって、水音が奏でられはじめる。
「ん……っ⁉︎」
膣口に猛々しい一物を押しつけられたかと思うと、いっきに奥まで入り込んできて、愛莉は呼吸を荒くした。唇を塞がれているせいで大きく喘ぐことはできない。律動はふだんよりも性急で、ふたりともあっという間に絶頂してしまった。
「はあ……今日はいちだんと締まってたな……」
碓氷は身体の力を抜いて愛莉の上に倒れこんだ。重くて少し苦しかったけれど、彼と密着していたかったから何も言わなかった。ただ、首すじに顔をうずめられているからくすぐったい。
「あ……っ、そうだ。碓氷さん、家賃はおいくらですか」
「んん……? そうだな……ツケておくからあとでまとめて払え」
「ええっ、そんな」
あとからとんでもない額を請求されたら困る。愛莉は「教えてください」と言いながら彼の胸をトントントンとせわしなく叩いた。
「きみが毎晩、俺に抱かれてくれるなら減額してやってもいい」
顔を上げて目を細める碓氷。愛莉は何か言おうとして、けれど言葉が出てこなくて口をパクパクと動かしていた。
「……冗談だ。しかし毎晩でも抱きたいのは本当」
「んん………っ」
ふたたび彼のやわらかい唇に覆われる。愛莉は自分も同じ気持ちなのだと伝わるように、彼の頬を両手で包んで口づけに応えた。
第三十八話 終
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